異常気象で豪雨が降ったり、30年以内に震度6以上の地震に見舞われる確率が発表されたりするなど、「災害に対する備えは大切」と思うことが増えました。
それでも、なんとなく、本腰を入れて防災グッズをそろえることもなく、日々が過ぎていきます。
気が付くと、わが家では、
- 床下にある非常食やペットボトルの水は東日本大震災の直後に買ったもの
- 同じく2011年に買った、ホイッスルと小さな懐中電灯が付いたキーホルダーは引き出しにしまったまま
という状況です。
それなのに、旅行でホテルに泊まると必ず避難経路を確認したり、家からの避難経路を家族で確認したり、怖がりな一面もあります。
そう。怖がりなくせに、面倒くさがりな私。 たぶん、「いざ」という時が来たら、パニックに陥ってしまうタイプなんだと思います。
災害が起こってから、3日間は自分たちでサバイバルしなければいけないと言われています。その間は、救いの手もなく、ライフラインが切れた状態であることを覚悟しなければいけません。
電気、ガスはもちろん使えません。
スーパーやコンビニの棚からも商品が消えることになるでしょう。
上下水道の設備が壊れてしまうため、トイレも使えません。
- 「ねことわたしの防災ハンドブック」(PARCO出版)
- 「みんなの防災ハンドブック」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
- 「東京防災」(東京都)
この3冊を参考に、そろえなければならない項目をチェックリストにしてみました。
うちには大切なにゃんこもいます。
足りないもの、準備不足のことについては、年末をめどに、避難グッズを揃えていきたいと思います。
普段の生活のチェックリスト
地震や浸水におそわれた時、家具や食器などあらゆるものが凶器になり得ます。
家具が倒れたり、頭上から物が落ちてきたり、食器の破片が飛び散ったり、机の上の物が横滑りして人を直撃したり……。
そんなことにならないように、日常から
- 整理整頓する
- 不要なものは捨てる
- 何がどこにあるか把握する
ことが必要です。
<日常生活>
◎ 断捨離(整理整頓)……いざという時、必要なものがすぐに探せるように
◎ 家具の固定……家具が倒れて来ないように
◎ 高い所の整理……危険な物や不要なものを置いておかない
◎ 食器棚の整理……ガラス製品や食器が割れて飛散しないように
◎ ブレーカーの位置の確認……非難する時はブレーカーを落とす必要があります
家族での確認事項のチェックリスト
家族全員が家にいる時に災害が起こるとは限りません。
むしろ、家族全員が外出していることも多いのではないでしょうか。
下に記載したチェックリストは半年に1度ぐらいの間隔で、家族で再確認しておいたほうがいいでしょう。
避難場所までの道を確認するために、家族で避難場所まで歩いてみることも必要です。できれば猫も一緒に連れていくことをお勧めします。キャリーケースやハーネスに慣れてもらう意味合いもあります。

ペットホテルでは、段ボールで簡易ハウスを作ってもらいました
<家族での確認事項>
◎ 災害時に取るべき行動を家族で話し合う
◎ 連絡手段の確保
◎ 集合場所の確認
◎ 避難場所の確認
◎ 全員外出していた場合、誰がいつ猫を迎えに行くか決める
避難グッズのチェックリスト
避難グッズは、
- 衣類
- 食料品・飲料品
- 日用品(人間用、猫用)
に分けてまとめてみました。
購入して「そろえて安心」ではなく、半年に一度ほど、「ちゃんと使えるか」を確認する必要があります。特に食料品や飲料品は、消費期限に気を付けなければいけません。電池で動くものは、電池が切れていないか見ておきましょう。
また、猫用の避難グッズは、日ごろから使用して猫が慣れておく必要があります。キャリーケースやハーネスなどを嫌がる猫ちゃんは、特に気を付けてあげてください。
<衣類>
◎ 軍手
◎ 羽織りもの
◎ 下着
◎ 毛布
<食料品・飲料品>
◎ 人間用
◎ 猫用……猫用の水はペットボトルに水道水を入れておいた方がいいでしょう
<日用品(人間用)>
◎ 防災リュック
◎ 常備薬、救急セット、コンタクトレンズ、予備メガネ
◎ アーミーナイフ、ライト、ホイッスル
◎ ろうそく、マッチ、ライター
◎ 大きめの懐中電灯
◎ ラジオ
◎ 電池……使用目的に合ったサイズか確認
◎ ポータブル充電器……携帯電話が使えないと困ります
◎ 缶切り
◎ 予備のスニーカー……ガラスを踏んでしまわないように
◎ 簡易トイレ……下水道が破損しているかもしれないので水洗トイレは使えません
◎ ゴミ袋
<日用品(にゃんこ用)>
◎ キャリーケース、ポータブルケージ
◎ ハーネス、リード
◎ 猫砂、ペットシーツ、ポータブルトイレ
◎ 毛布、タオル
◎ 猫の健康手帳
◎ 食器……避難所に行くならプラスチック製のものを用意
まとめ:「買っておけば安心」ではなく「猫に慣れてもらう」ことが大切
非常用グッズがどこにあるか、すぐに持ち出しができる場所にあるか、確認が必要です。
また、家族全員が外出中だった場合、誰がいつ猫を迎えに行くか、ある程度シミュレーションしておきましょう。状態によっては、猫と人間の両方の命を危険にさらす可能性があります。猫の生命力を信じて、無理なお迎えは控える勇気も大切です。
猫のリードは首輪に付けるタイプではなく、ベスト型ハーネスがおすすめ。避難所で生活する際、ハーネスはつけっぱなしにしておかなければならない可能性があります。
せまいポータブルケージに閉じ込めっぱなしになるかもしれません。
わが家はポータブルケージの他、キャリーケースと肩掛けタイプのキャリーバッグを用意しています。
とりあえず、近いうちにわが家でしておこうと思うこと。
- 鈴(リン)にマイクロチップを装着する
- 秋になったらお散歩の練習をする
<出典>この記事は、以下の動物病院のサイトなどを参考に執筆しました。
「ねことわたしの防災ハンドブック」(PARCO出版)
「みんなの防災ハンドブック」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「東京防災」(東京都)
yule, thanks for the article post.Really thank you! Great.