猫に絶対あげてはいけない食べ物4種類。出しっぱなしは厳禁です

 

猫が好きだというだけで、あまり下調べもせずに、にゃんことの暮らしが始まりました。

猫に好かれる自信はあったし、父親の実家にはいつもたくさん猫がいたので「手のかからないペット」というイメージでした。

アメリカンショートヘアの美蘭(ミラン)を迎えておよそ9年。
新しく、スコティッシュフォールドの鈴(リン)もわが家にやってきました。

確かににゃんこは、それほどお世話しなくても大丈夫な動物です。

でも子猫の時は、うるさいし、なんでも口に入れてしまうし。いたずらっ子で、目が離せません。
大人になってからも水を飲まない、食欲がない、なんとなく元気がない等、日々心配は尽きません。美蘭は誤飲事件も起こしています。

ダイニングテーブルやキッチンに置いておいた食材を、いつの間にか食べてしまって、病院に駆け込んだことも数回あります。
料理の途中やお茶の後などは、食材をついつい出しっぱなしにしてしまいがち。
それは時によっては、猫にとって非常に危険なことでもあります。

猫にあげてはいけない食べ物として、チョコレートと玉ねぎがよく知られています。でも、その他にも結構、危険な食べ物があります。そのうち、ここでは、

「絶対にあげてはいけない食べ物4種類」

をまとめてみました。


1.チョコレート


チョコレートココアには「テオブロミン」という物質が含まれています。

猫はその物質を分解することができません

チョコレートを食べると、嘔吐ふらつき、ハアハアとした異常呼吸が起こります。最悪の場合、筋硬直、痙攣(けいれん)、呼吸不全、昏睡に陥り、命を落とす危険性があります。

猫がチョコレートを食べてしまったら、すぐに動物病院に連れて行ってください。

チョコレートの正確な成分が分かるように、チョコレートのパッケージを持っていきましょう。またどのくらいの量を食べたてしまったか、チョコの残骸を観察して、医師に伝えてください。

病院では、食べてしまったものを吐かせる処置を取ったり、下剤を投与したりして対処するそうです。

チョコレートもそうですが、ココアの缶などを出しっぱなしにしておかないよう、気を付けなければいけませんね。


2.ネギ類


玉ねぎだけではなく、長ネギニンニクにららっきょうエシャロット等のネギ類を猫が食べると、赤血球が壊れ、貧血を起こします。大人の猫でも玉ねぎ1/6個で中毒を起こすこともあります。

気を付けたいのは、調理したものであっても、ネギ類は食べてはいけないということ。「おいしいハンバーグだから」とつい、あげてしまいたくなりますが、タマネギが入っているものもあり、とても危険です。

猫がこういったネギ類を食べると、嘔吐、よだれ、下痢などが起こり、数日後、ふらつき、食欲不振など貧血の症状がはじまります。

赤血球が破壊されてしまうので、血尿や急性肝臓障害の恐れもあります。

猫がネギ類を食べてしまった時は、やはり、すぐに動物病院に連れていってください。

玉ねぎをキッチンに出しっぱなしにしておくのは危険です。うちでも注意しています。


3.ぶどう


ぶどうは猫にとって毒性があるそうです。食べると、急性腎不全を起こす危険性があります。

猫がぶどうを食べると、24時間以内に嘔吐します。その後、食欲低下や下痢につながります。

私は、ぶどうを猫に食べさせてはいけないということを知りませんでした。家族でぶどうを食べている時、美蘭がそばに来ても全く気にしませんでした。もしほしがったら、少し食べさせていたかもしれません。

幸い、美蘭はぶどうに興味を示さなかったので、事なきを得ました。
その後のんきに、インスタグラムに「猫とぶどう」の写真を投稿して、フォロワーさんからのコメントでぶどうの危険性を初めて知りました。猛省しました。

レーズンも猫にとっては、同様に毒性があるので注意してください。レーズンアイスクリームとか、ついうっかりあげてしまいそうですよね。

急性腎不全になると、入院、点滴治療が必要となり、治らない可能性もあるそうです。


4.アルコール


アルコール飲料、未成熟のパン生地などに含まれるエタノールは、猫に中毒症状を引き起こします。

エタノールを摂取すると、嘔吐、ふらつき、興奮、虚脱、低体温などの症状がおこり、重症になると、昏睡呼吸停止心停止が起こり、命を落とす危険性があります。

さらにパン生地がお腹の中で膨らむと、消化管閉塞や胃拡張・捻転を起こすこともあるそうです。


もし食べてしまったら? すぐに病院へGO!


もし、猫が上に記載したような危険な食べ物を食べてしまったら?

まだ症状が出てなくても、にゃんこをすぐに病院に連れていきましょう。

病院では、食べてしまったものを吐かせる処置を取ったり、胃を洗浄したり、点滴治療を行ったり、下剤を投与したりして対処するそうです。

そして、何をどれぐらい食べたか、医師に伝えましょう。お菓子や加工食品などパッケージがあるときは、それも一緒に持って行ってください。

猫が、食べてはいけないものを食べてしまうのは、飼い主の責任です。

危険なものを出しっぱなしにしないように、日ごろから心がけましょう。

私も、悲しい事故が起きないためにも、キッチンを常に整頓しておく癖をつけるようにしています。

<出典>この記事は、以下の動物病院のサイトなどを参考に執筆しました。

かまくら犬と猫の病院

グラース動物病院

マスダ動物病院

*猫が食べてはいけないものの情報をお寄せいただきましたら、随時加筆する予定です。
よろしくお願いいたします。

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ABOUTこの記事をかいた人

東京都在住。ライター&翻訳者(英語、中国語)として活動中。夫、子ども、猫の3人+1匹暮らし。趣味は、猫と遊ぶことの他、旅行、アクセサリー作り、景色と雪質の良い場所限定でのスキーです。よろしくお願いします。