わが家にはアンティークの木製スツールがたくさんあります。
この機会に全部でいくつあるか数えてみました。
大きいものが2脚。小さいものが3脚。合計5脚ありました。
どうしてこんなにたくさんあるのでしょう。
理由は2つ。
- いろいろ使えて便利な雑貨だから
- 雰囲気のあるナチュラルなインテリア空間が簡単に作れるから
わが家にあるスツールは、全て、中国駐在時に北京で購入したもの。
小さいものでも、アンティークならではの「味」があります。
実際に長い間使われていたものなので、見た目は実用的でがっしりとした印象です。
アンティークスツールは、日本のインテリアショップ、家具店や雑貨店でもたくさん売ってますし、他のアンティーク家具に比べて、お値段もお手頃。
誰が使ったか分からないアンティーク家具やビンテージ家具が苦手、という人には、古い感じを出す加工を施した、新品のスツールも選択肢になると思います。
アンティークスツールを
・普段の便利な使い方
と
・購入する時の注意点
を、ご紹介します。
わが家での普段の使い方5通り 小さいスツール編
小さいスツール(以下、小スツール)は持ち運びに便利で、シーンによっていろいろ使い道があります。
<踏み台>
キッチン、リビング、玄関先、洗面所などで、高い棚から物を取るときに使います。
小さいので、部屋から部屋へ運ぶのも簡単です。使った後、その部屋に出しっぱなしにしていても、インテリアになじんでいるので、まったく気になりません。
<花台>
生け花や観葉植物の花台として使っています。
フェイクグリーンや造花を素敵な花卉(かき)に入れて飾れば、雰囲気が出ます。空間づくりに活用できるので、便利です。観葉植物を置いても素敵ですね。
<リモコン置き場>
ソファ周辺で行方不明になりがちな、リモコン類。
小スツールをソファのそばに置いて、その上にリモコンやスマホを乗せるようにしています。
帰宅後、リモコンでエアコンのスイッチを入れて、すぐにソファに座るとき、ついついソファの上にリモコンを置いてしまいませんか?
わが家では、出掛ける間際になって、リモコンやスマホを探すことが多かったのですが、小スツールを利用するようにしてからは、そんなこともなくなりました。
リモコン以外にも、読みかけの本など、ソファ周りで使用するものを置くのに最適です。
<足置き>
ソファや椅子に座った時、足の位置がぴったりと決まらないこと、ありませんか?
そんな時はちいさなスツールを足置きにします。膝にラップトップパソコンを載せて作業したりする時に便利です。
<猫の遊び場>
猫がおもちゃで遊ぶとき、小スツールの陰に身を隠したり、小スツールの下におもちゃを保管したりしています。
「かわいい」と思ってとっさにカメラやスマホを向けた時、背景にスツールが映り込んで、インスタ映えのする写真が撮影できます。
わが家での普段の使い方3通り 大きいスツール編
<ダイニングチェア>
主にお客様がいらしたときに、ダイニングチェアとして使っています。座り心地の良いものを選べば、長時間座ってもつかれません。
スツールを持ったままリビングにも移動できます。
<踏み台>
小スツールに乗っても届かない、さらに高い所の物を取る時や、高い棚やテレビ台の上を掃除する時に踏み台にします。
<ピアノ用の椅子>
電子ピアノを買った時、楽器店にあったピアノ用の椅子に気に入った商品がなかったため、椅子は購入せずに帰宅しました。その後、通販サイトなどでも探しましたが、なかなかピンと来るものがありませんでした。
それなら、と、大スツールをそのままピアノ用にしています。
偶然ですが、高さもちょうどよかったです。
購入時には次の5点に注意しよう
中国では、昔から民家で使われていた古道具がマーケットに出回っています。アンティークスツールは、家具店、土産物店、雑貨店、骨董市……いろいろなところで売られています。安いものだと1脚数百円から。購入後はそのままタクシーに乗って帰ってこられる大きさなので、つい買ってしまうんですよね。
わが家のものは中国のものですが、日本で売られているアンティークスツールは、日本製のものや欧米で使われていたものがほとんど。ヨーロッパの古いスツールですと、作りが繊細で、デザイン的に凝ったものも多く、見ているとまた欲しくなってしまいそうなものばかりです。
うちにある5脚のスツールは、たくさんのスツールの中から、数年間かけて少しずつ買い集めたものです。ある意味、「厳選されしたスツール」と言えるかもしれません。
1.高さと大きさが目的に適しているか
座ってみて足が地面につかない高さだったり、座面が小さすぎたり大きすぎたりするものは避けましょう。せっかく購入しても、使えなければもったいないからです。
使用する目的や場所が決まっているのであれば、それに合った大きさや高さのものを選ぶことが大切です。特にダイニングテーブルや机と一緒に使うことが分かっている場合、高さは重要なファクターです。今使っている椅子の高さを測ってから、買い物に出かけましょう。
2.乗ってみた時に安定性がいいか。壊れたりしないか
踏み台として使う可能性があるのなら、安定性と丈夫さは必ずチェックしましょう。
作りがしっかりしていることはもちろん、脚の太さ、脚と座面のジョイント部分、脚の角度(下に行くほど脚が「八の字」に広がっているなど)をよく見てください。
ぐらぐらしていないか、確認してください。
3.釘が出ているなど安全性に問題点はないか
釘が出ていたり、木材のささくれがあったりしないかを、よく見てください。
わが家のスツールは、どれも金属の釘を使っていません。釘のように加工された木材を利用して固定してあります。
ひっくり返して、木と木の接着部分を確認してください。単に接着剤などで簡単にくっついているだけではありませんか。
脚にもひび割れなど入っていないかチェックします。
ちなみに、わが家では床材に傷がつかないように、下の写真のように、脚の部分に靴下をはかせて、使っています。100円ショップで売っています。
4.虫食いなどがないか
「虫食いや穴がないか」を確認して、清潔なものかどうかチェックしましょう。
基本的な手入れや消毒はお店側で施してくれてはいますが、心配であれば、家に帰ってからエタノールなどで軽くふいておくとよいでしょう。
どうしても「人が使ったものは苦手」という人は、新品のものを購入した方が精神的にもいいと思います。新品のスツールでも、アンティーク仕上げやビンテージ加工してある商品もありますので、探してみてください。
5.部屋に置いた時にインテリアの雰囲気を壊さないか
もちろん見た目も重要です。
座面が丸いものや四角いもの、背の高いもの低いもの、細身のものがっしりとしたもの--。とにかく種類が多いので、自分の部屋に置いた時に雰囲気に合うものを選択してください。パステルカラーや原色で、きれいにペイントされたものはアクセントになりますし、購入してから自分の好きな色に塗ってみるのも楽しいと思います。
生活の中にアンティークスツールを取り入れて
アンティークスツールは値段もお手頃で、それほど大きくないので、生活に取り入れやすい雑貨です。使い込んだ木の雰囲気が、ナチュラルな雰囲気です。
実用品として便利に使用するだけでなく、アンティークの小物を乗せたり、観葉植物を置いたり、インテリアに活用できます。
中国のどこかの家庭で長い間使われて、北京に集められて家具店で販売され、東京のわが家にやってきたスツールたち。時間的にも距離的にもかなりの長さを移動してきました。
そういう道具を普段使いすると、生活に潤いが出て、心も豊かになります。ぜひ試してみてくださいね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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