グリーンやお花がある生活にあこがれます。
買い物に出かけた帰り道、乗り換えの駅などでお花屋さんを見つけると、つい立ち寄りたくなってしまいます。
- 夏ならひまわり
- 春ならチューリップやスイートピー
季節の花を選んで、ラッピングしてもらいます。それを手に持って、歩く時のうきうきした気持ち! 心が弾みます。
家に帰って、さっそく花卉を選びます。季節の花はどんなふうに飾っても、家がパッと華やかになります。ナチュラルなイメージでインテリアを引き立ててくれます。
アレンジしたお花と雑貨を、猫と並べて写真に撮って、インスタグラムにアップして。
でも大丈夫。そんな私にも心強い味方がついています。
それは、
たらららったら~♪(ドラえもんふうに)
造花
です。
フェイクグリーンとも呼ばれます。
じっくり見ても造花か本物か、わからない商品が増えました。
ある年の夏、ベランダでゴーヤを育てたことがありました。グリーンカーテンを作って暑い夏を乗り切ろうと計画したんです。
5月の連休を利用して、プランターを買い、土を選び、苗を植え、支柱を立てて、茎がうまく絡まるように麻ひもで誘引しました。追加で肥料もあげました。
毎朝の水やりを(私にしては)がんばって、順調に育っていました。ゴーヤも収穫できました。でも、旅行から帰ってきたら全滅していました。
グリーンカーテン計画はあえなくとん挫しました。
植物を育てられない原因はさまざまです。
わが家の場合は、
- 植物の存在を忘れてしまったり
- 世話の仕方がよくわからず、水をやりすぎて枯れてしまったり
- グリーンが伸びすぎたり、葉が落ちたり
- 旅行から帰ってきたら全滅していたり
なんといっても
- にゃんこ達が食べたり遊んだりする危険性があったり
いろいろなハードルがあります。
そんな失敗をたくさん経験して学んだこと。
それは無理をして生きた植物を育てないということです。
グリーンがほしければ、造花やフェイクグリーンを飾ればいいんです。
ちょとだけでもグリーンを入れるだけで、お部屋に活気が出ます。
少し前の私なら、
「え、造花?」
「いかにも『作り物』って感じでしょ?」
「逆にダサい部屋になってしまうんじゃない?」
と敬遠していたかもしれません。
でも今は、本物と間違ってしまうぐらい、丁寧に作られているグリーンがたくさんあります。
しかも雑貨屋さんや100円ショップに行けば、お手頃価格で手に入ります。
種類も豊富で、たくさんの選択肢があります。
フェイクグリーンの良いところは
- 枯れない
- 日当たりや水やりの心配が無用。好きなところに飾れる
- 曲げたり、カットしたり、扱いやすい
- 土がないので衛生的
- イメージ通りの状態がずっと続く
- 手入れが楽(たまに埃を掃うだけ)
飾り方や花卉を工夫すれば、造花でもおしゃれに飾れます
わが家には、たくさんのフェイクグリーンが飾ってあります。組み合わせる雑貨によって、雰囲気が変わります。
その一部をご紹介します。
<廊下に置いてある観葉植物>
玄関から廊下の奥まで見渡せるので、廊下のアクセントになっています。
葉っぱに「光触媒」がコーティングされていて、汚れが付きにくく、周囲の空気もきれいにしてくれます。
この他、ほとんどの窓辺に、グリーンが置いてあります。
花卉(かき)を変えると、印象が変わります。
<インドネシアのバリ島で買ったバスケットに入れて>
インドネシアのバリ島に旅行した時に購入したカゴに、フェイクグリーンをてんこ盛りにしてみました。隣には同じバリ島のホテルでいただいた、テディベアを並べて置いてあります。ちょっとガーリーでほんわかした雰囲気になります。
<使い古した感じのラスティックな缶に入れて>
缶はカバンのようになっていて、アルミの本体に革製の取っ手が付いている、凝った作りになっています。アンティークっぽいグッズは、グリーンに良く似合います。上から垂れたアイビーの葉っぱは、伸びすぎたりすることもなくずっとこのままの状態です。
<玄関の窓の桟(さん)では、グリーンを直に置いて>
玄関では、グリーンに加えて、ガラスのボトルやガーデニンググッズを並べて、明るい印象にしています。リードディフューザーを並べて置いて、玄関に入ってくるとお花の香りがするようになっています。
<木製のボックスに入れてテレビ台の上に>
70年ほど前に作られたという、穀物を入れる木製のボックスをブルーに塗って、リビングのテレビ台に、上から垂れるタイプのフェイクグリーンを置いてみました。
高い位置だと水やりが大変ですし、テレビの上の高い場所に水が入った入れ物を置くのはためらいがありますが、フェイクグリーンならそんな心配はいりません。
白い壁とテレビ台、青い木の入れ物にグリーンが生えて、癒しの空間になっています。
花卉(かき)や器を変えるだけでなく、1つの部屋にいくつものグリーンを並べて置いてリズム感を付けたり、高いところから吊るすなどして高低差を付けたり、壁に這わせたり、大きなガラスの試験官のような器に入れたり……。アイディアはたくさん浮かびます。
造花やフェイクグリーンを扱っているお店に行くと、すぐに真似できそうな飾り方のヒントがたくさんあります。また、珍しい見栄えのする器も売っていますので、グリーンと花卉をセットで買ってしまうのも楽ちんだと思います。
ズボラな人だってお花を飾りたい。造花なら枯れません
フェイクグリーンのいいところは、やはり、
- ズボラな人でもグリーンやお花を飾った、素敵なインテリアを実現できる
ところにあると思います。
観葉植物を育てていて、少し弱ってきて、葉が枯れ始めた時の焦り。いろいろ調べて手を尽くしても、結局枯れてしまった時の罪悪感……。造花やフェイクグリーンを利用するようになって、そういう思いから解放されました。
たまに余裕があるときに、本物のお花を買って飾ればいいんです。無理をせずに、楽ちんでおしゃれなインテリアを目指しましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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