中国語の勉強を開始したばかりの人にぴったりの本「いちばんはじめの中国語」

chinesebook words and a cat

最近出版させていただいた中国語の勉強を始めたばかりの初心者向けのをご紹介させていただきます。

東進ブックス出版されている「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語単語」と「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語会話」です。

東進ブックスは、林修先生で有名な予備校・東進ハイスクールの出版部門です。大学受験用の参考書をたくさん出版していますが、語学の勉強のための書籍も販売しています。本書はその中の「今すぐ話せる!シリーズ」です。中国語の他、英語、韓国語、イタリア語などもあります。


「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語単語


「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語単語」
(浅井裕理著、東進ブックス)

この本の特長は「フレーズごと覚えて使える単語集」になっているということです。単純に単語を暗記するだけでなく、短いフレーズを用いて使い方を一緒に覚えることができるように工夫されています。

そうすることで、音のリズムで単語がインプットされ、語学習得に欠かせない「語感」が身に付き、ヒアリングやスピーキングにも活用できるようになります。

日常生活でよく使う約1,600語が網羅されています。「動きと五感」「日常生活」「社会生活」「文化」「動植物・自然」といった5つのカテゴリー別に分類されているので、場面ごとに単語を覚えるのに適しています。優先度の高い単語には★マークを付けてあります。

中国語の勉強をはじめたばかりの初心者にありがちな

  • 単語を覚えても使い方が分からない
  • 文章ごと覚えようと思っても、長すぎて暗記できない
  • 参考書に掲載されている例文は硬すぎて実際の会話では使いにくい

といった悩みに応えた内容になっています。

CD-ROMが付属しているので、忙しい時は音声だけでも学習が進むようになっています。本を見ないで例文を耳で聞いて確認することで、無理なく単語の習得ができるようになっています。
肝心な発音は、北京語(標準語)をきれいに話すナレーターの方を厳選しました。ぜひ真似をしながら覚えていただきたいと思います。

見出し語の日本語訳や例文訳などは付属赤シートをかぶせれば消すことができますので、ぜひ利用してください。

本書の「はじめに」の部分には

この本で勉強して、単語をたくさん覚えて、フレーズごとたくさん使用して、コミュニケーションをたくさん取っていただきたいと思います。使える単語の数が多ければ、会話はよりカラフルなものになり、中国人との会話も楽しくなるでしょう。

と書かせていただきました。


「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語会話


chinesebook10

「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語会話」
(浅井裕理著、東進ブックス)

本書は、最初の部分に、本書の内容を抽出した会話文が掲載されています。
「本書での学習が終了すれば、こういったレベル&内容の会話が楽しめるようになりますよ」という内容です。

本編は

  1. 基本会話編(これだけは覚えておきたい!)
  2. 実践会話編(旅先で役立つ! 親交を深める!)

という2つのパートに分かれています。

実践会話編には、訪日中国人(インバウンド)に日本を案内する時に使える会話も盛り込んであります。

別冊として小さな「会話例文集」が付属しています。これだけで持ち運びできますので、場所を選ばずに学習していただけます。

本書の特長として、

  • 一つのレッスンの基本会話が2ページの見開きで構成されている
    左ページの人物と右ページの人物の対話形式になっています。
    付属のCD-ROMには、ロールプレイ用のトラックが設けられています。登場人物になりきって話してみましょう。
  • 別冊の「会話例文集」に基本会話がすべて掲載されている
    これだけで持ち運びできますので、場所を選ばずに学習できます。
    旅先などで困ったときは、例文を指さして言いたいことを伝えることもできます。
  • 関連するフレーズ「覚えておきたい頻出会話」が充実しています。
    言い回しのバリエーションを増やして、より実践しやすくなっています。
    もちろんCD-ROMに音声が収録されています。たくさん練習してください。

が挙げられます。


中国語が話せるようになるためのコツは3つだけ


中国語は日本語と同じ「漢字文化」。最初は「簡単かも!」と思うのですが、勉強を続けていくうちに、発音や文法などで、逆に日本語に引きずられて、「なかなか上達しない」という壁にぶつかってしまう人も多いのではないでしょうか。

中国語が話せるようになるためのコツは3つだけ。

  1. 学習のはじめから発音にこだわり、「きれいな発音」を身に付ける
  2. 語彙力とフレーズ力をつける
  3. 反射神経を鍛える

①のきれいな発音については、「正しい発音でないと分かってもらえない」ということが、中国語は他の言語よりも多いと思います。また、きれいな発音で会話できると、話していて楽しくなり、より勉強が進みます。

②の語彙力とフレーズ力は、他の言語と同じだと思います。漢字が理解できる日本人にとって、中国語の単語やフレーズの「法則」を見つけることは意外と簡単。逆に日本語の理解を深めることにもつながり、興味深い言語であるといえます。

③の反射神経は、たくさんの場面を経験することで身に着きます。「こう来たら、こう返す」というパターンが身に着けば、会話はずっと楽になります。

「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語単語」も「今すぐ話せる!  いちばんはじめの中国語会話」も、上の3点が簡単に身に着くように工夫して執筆、編集してあります。

立ち読みでも構いませんので、書店でぜひ手に取ってご覧いただけるとうれしいです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

chinesebook words

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

東京都在住。ライター&翻訳者(英語、中国語)として活動中。夫、子ども、猫の3人+1匹暮らし。趣味は、猫と遊ぶことの他、旅行、アクセサリー作り、景色と雪質の良い場所限定でのスキーです。よろしくお願いします。